Dec 20, 2014
雨の日と音の関係
すっかり冬らしくなりましたが、ぐっと気温が下がってから、雨の日も多いですね。
空気が乾燥している冬は、ときどき雨で潤いがあるのも嬉しいものです。
私は個人的に、昔から雨の日が好きでして。
理由は、聴こえる音が変わるからなんですね。
空気中の湿度が、伝達する音の多くを遮断してしまうので、よりはっきりした大きめの音以外が、あまり聴こえなくなります。
自分をとりまく周りの喧騒が消えるんです。
喧騒が消えるとは、普段、意識していないような空気中の小さなノイズがすっきり消えた状態になります。
音が存在している土台の空気感が変わるので、残った大きな音の聴こえ方も変わります。
自分の外の世界の喧騒が消えた感じ。
近くのごちゃっとした音が消えて、少し離れた音がよく響いたりします。
線路を走る電車の音
車が走る音
いつもは騒音に感じる音ですら、近くの空気中の小さな喧騒が消えると、遠くから届く街中の音の響きも心地良く感じます。
楽器の音も、音楽も雨の日ならではの、音の響きがあります。
それを聴くのが楽しみでもあります。
近い状況だと、湿度の高い真夏の夜の音も似たような音の響きがあります。
昨今はテレビであったり、店舗のBGMであったりと、どこに行っても音が再生されている環境が多いので、気づきにくいですが、
もし、自宅など、自分自身で音を消すこと、選ぶことができる場合は、せっかくの雨の日、最低限の聴こえる音だけの中で過ごしてみるのも良いかと思います。
生活音ですら違って聴こえますから^^
喧騒が消えたシンプルな空気の中で、欲しい音(楽器演奏の音、聴きたい音楽など)だけを残すのも味わい深いと思います♪
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