ファンができるアーティストの自撮り
前回のコラムに続いて、WEBやSNSでアーティスト活動、クリエイター活動している人のための、具体的な自撮りのお話について。
SNSを見ていると、自撮りしている人が多いですね。
自撮りをしなくても、ブログやSNSのプロフィールには、顔写真を出す方が良いと言われています。
顔出しをしないで、覆面的な売り出し方もひとつですが、集客面のハンデが大きくなります。
歌を歌っていたり、実際にステージに立つ機会のある方は、顔出しをした方が優位です。
自撮りも積極的に行うと良いと思います。
さて、自撮りですが、SNS上で公開すると、賛成派も反対派もいますね。
ネット記事でも、自撮りの是非について取り上げられるほどです(笑)
個人一般の人が、自撮り写真をSNSにアップすると、目立ちたがり屋であるとか、ナルシストと言われたり。
確かにそういう面もあるでしょう。
ただ、音楽を発表したり、個人でお仕事している個人起業家なら、個人一般の方のプライベートでのSNS利用とは目的が異なりますので、自撮りの是非については気にしなくて良いと思います。
それでも、ブログやFacebookなどSNSに頻繁にアップされると
嫌がられる自撮りと、好かれる自撮りがあるようです。
どうせなら、好かれる自撮りをしたいですよね!
自撮りとひとことに言っても様々で、私も撮り方が下手です(笑)
私自身、自撮り写真をアップする方ではありませんが、これはアリ o r ナシと感じるもの、それによって集客効果に影響しているものが分かってきました。
アーティストや、クリエイターは、その人の感性、センスを伝えるのも自撮り写真の目的です。
ですので、やはり
キレイで、おしゃれに見える自撮り写真。
であることが、とても重要に感じます。
結局、ブログもSNSも文章での発信が中心になってしまうので、
この人に直接会ってみたい。
と思わせることが大事なんです。
例えば、人物ではないですが、おしゃれな内装のカフェと、ごく普通のカフェがあったとします。
それぞれホームページがあり、立地やメニュー、金額も同じくらいのものが掲載されていたら、どちらに入りたいか?
(料理や飲み物の味について、比較サイトの情報も同じ程度と仮定します)
ゆっくり雰囲気を味わいたいなら、おしゃれなお店の方を選ぶ人も多いと思います。
(もちろん飲食ができれば何でも良い、という人もいますが 笑)
あえて、行きたいお店かどうか?
写真から伝わる情報で、人は無意識に判断しています。
人物に話を戻しまして、
あえて、出かけて、会ってみたい人であるか。
お金を払ってでも、時間をかけてでも会いたい。
そう思わせることが大事です。
写真は個人の雰囲気が伝わるだけでなく、持ってる美意識も一緒に発信できるんですね。
キレイとか、おしゃれとか、書きましたが、
じゃあ、芸能人みたいな整った容姿じゃないとダメなのか?
そうではないです。
美意識を感じる自撮り写真であれば、充分魅力的です。
いわゆる誰が見ても、全方向から見ても美形な人も時々いますが(うらやましい 笑)
そうでなくても、
キレイに見える人、カッコよく見える人
いますよね?
雰囲気美人であるとか、雰囲気おしゃれさんで良いんです。
むしろ、そこに美意識が感じられると思います。
キレイにしよう、おしゃれにしてみようという
美意識の創意工夫が、人を魅了します。
逆に嫌がられる自撮りの一つに、何も考えずにそのまま撮った、美意識が感じられない写真があります。
もう一つが、売り込み目的だけの写真です。
人の心理は、一方的に売り込まれることを嫌います。(訪問営業とかね 笑)
だけど、表現媒体であれば見ます。むしろ好意的に作品として鑑賞されます。
美意識を感じるものは、表現として受け止められるのです。本来の目的がプロモーションであったとしても。
プロモーションも言葉を変えれば、売り込みですが、
美意識、表現活動であれば、嫌がられる売り込み感でさえ、意識の中で飛び越えてしまいます。
とりあえず見てみようと、興味を持つ最初のきっかけになるんです。
これだけSNSも普及して、自撮りも珍しくなくなったので、スナップ写真の感覚で自撮り写真をアップする人も多くなりました。
自分なりの美意識があれば、単なるブログ、SNSも人目を惹くようになりますよ!
また、私が個人的に感じるに、写真屋さんやプロカメラマンが撮った写真が、全て良い写真であるとは限らないと思います。
どう見せたいか?
これを理解しているかどうかが、美意識であったり、個人のセンスになります。
私もカメラマンに写真を撮ってもらったことが何度かありまして、
写真としてはとてもキレイですし、一般的に言われる良い表情の写真でした。
だけど、自分が見せたい姿ではないんですよね。
やっぱりあるんです。
キレイとは別に、写真として見せたい作品の世界観というか。
自分の中で、作品としての美意識や世界観を持っている人の自撮りは、
美人とかイケメンとか関係なく、とても魅力的です。
写真が苦手という人は(私もその一人ですが)
写真に撮られ慣れていないので、一番自分が見せたい表情の作り方も、よく分かってないと思います。
自撮りや、また写真に撮られ慣れている人は、必要に応じて表情を作るのが上手です。
芸能人や表舞台に立つ人は、表情作りのプロでもあるんですね。
生まれ持った顔やスタイルが良いだけじゃないんです。
※実は少しだけ、テレビの番組製作のお仕事をしていたことがあります!
楽器演奏やダンスをする人みたいに、顔の細かな筋肉を、写真や映像作品の中で、表現としてコントロールしています。
ということは、練習すれば見せたい表情も作れるということなんですね!
自撮りに慣れてない人は、SNSにアップするだけじゃなくて、
公開しなくて良いので、練習にたくさん撮ってみると良いと思います。
アンチエイジング対策にも、自分の顔を客観的に観察できるので、良いですよ!
上手な自撮り方法は、ネットにもノウハウがたくさんあるので、検索されると良いと思います。
ただし、一人一人、お顔も違いますし、年代、性別、利用目的も違うので、ノウハウもカスタマイズすると良いでしょう。
まずは、基本に沿って実践してみて、ご自分のお顔がよく見える角度や、光の当たり具合など、たくさん練習してみることをおススメします。
慣れてきたら、どんどんSNSにもアップすると良いですね!
合わせて、素敵だなと思う自撮りが上手な人の写真を観察するのもおススメですよ。
写真上手はWEBプロモーション、SNSでの集客に有利ですから、ぜひチャレンジしてみてください。
自撮りは私も練習中です 。裏方稼業なもんで、あまりアップしないと思いますけど(笑)