Sep 20, 2015

カバー曲やカラオケでオリジナリティーを出す方法

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シルバーウィークの真っ最中ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

昼間は暑さもありますが、随分と涼しくなり、音楽を楽しむのに良い季節となりましたね!

 

さて、今日はボーカリストとして歌を歌われる方や、カラオケが好きな方へ向けて、カバー曲やカラオケでオリジナリティーを出す方法について、お話したいと思います。

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歌を歌われる方で、クラシックの声楽を学ばれている方や、合唱団に所属している方のようなケースでなはく、ポップスやロック等のポピューラー系のシンガーの場合、既存曲を覚えて、カバーする際は、

 

耳で聴いてメロディーを覚える。

 

ことが多いと思います。

声楽家、合唱団員の方ですと、逆に譜面を使う機会が圧倒的に多いと思いますし。

 

さて、この場合、違いがメリット・デメリットととして出てくるケースがあります。

 

耳で聞いて覚えるとですね、正確なメロディー、フレージングが理解できていない場合があります。

これは、既存曲に限らず、ご自身で作曲された曲でも同じことが起きることがあります。

 

譜面に起こした場合、どのようなフレーズ、ピッチ(音の高さ)になっているのか、把握できていない点です。

 

 

歌というのは、どうしても歌い手の声質が、歌唱という演奏に大きく影響します。

実際に譜面で定められた音より、一部分の音のみ、若干低めにピッチをとって歌われることも非常に多いですし、

 

その外し具合が、むしろ味になっているケースも多いところでありますが、

 

外し加減が、オリジナルの歌手の声質だから有効に活きるということも往々にしてあるわけです。

 

リズムやフレージング全体のニュアンスにも通ずる部分ですが、

 

声が太くて、ネッチリした声質と、

声が細めで、透明感のある爽やかな声質

 

全く異なる声ですので、歌という作品の全体像を見渡した時に、オリジナル歌手の歌い方をそのままご自身の歌い方に当てはめた場合、不似合いな状態になることも多いです。

 

お一人、お一人、声質も違いますし、歌い方も異なります。

その違いは、良さであり、本当の生まれ持った個性であり、宝物なのですね。

 

大好きな歌、楽曲をご自身の声でもっと輝かせるために、ご自身の良さを活かした歌にするために。

 

オリジナル歌手の歌い方を放棄すること

を挑戦していただきたいと思ってます。

 

といっても、耳から曲を覚えてしまうと、オリジナル歌手の歌唱の影響範囲から離れることは難しいと思います。

 

そのために、一度、キーボードやピアノで、メロディーだけを音を拾う作業をしてみてください。

難しければ、ハ長調(ドレミファソラシド)に移調してメロディーを、音を一つ一つ探し当ててください。

 

おそらく、一曲の中、フレーズの中のどこかに、ご自身が認識しているのと異なる音の部分が、何箇所か出てくると思います。

また、鍵盤の隣り合う高低のどちらにも、当てはならないと感じる音の部分も存在するはずです。

 

そういった箇所が、オリジナル歌手の声質で”外し”を施し、効果的になっていた箇所でもあります。

ご自身の声で当てはめてみて、しっくり来るでしょうか?

 

もし、不釣合いに感じるなら、譜面に忠実に(鍵盤で拾える音に忠実に)、一度、リセットしてメロディーを体得することから始めると、楽曲の素顔が見えてきます。

リズム、フレージングについても、タメたり、突っ込んだりする箇所も、一度、綺麗にリセットです。

 

素の状態のメロディーで正確に歌えるようになったら、ぜひご自身の声質を活かした料理に挑んでください。

 

オリジナル歌手には、逆に不似合いとなる、変化の付けどころがご自身の声、歌で実現可能なはずです。

また、素のメロディーが見えた段階で、オリジナル歌手が行っている歌唱の料理方法も理解できます。

これは譜面からは得られない、フィーリングとしての音の情報ですよね!

 

参考となるのが、アーティスト名を正確に記憶していなくて恐縮ですが(汗)

雑貨屋、書店のヴィレッジ・ヴァンガードで良く取り扱ってる、カバー曲を多く歌っているアーティストさんのCDなど、とても参考になると思います。

 

アレンジも全く変えていますが、メロディー、フレーズともに、カバーしたボーカリストの声、歌に非常にマッチしていると思います。

 

私たちが日頃、耳にしている楽曲の歌、メロディーは、譜面に書き起こした状態より、多少デフォルメされていたり、オリジナルであるにも関わらず、小さなフェイク(部分的なアドリブのような意)が詰まっているものです。

 

オリジナル歌手のリリースであっても、曲の素顔の状態ではないと言うことです。

 

ですので、既存曲を聴く時に、本当の曲の素顔はどんな状態か、頭の中で変換しながら聴く習慣を持ったり、キーボードで弾き直すことで、曲の素顔が良く見えて来ます。

 

一旦、曲を素顔の状態にリセットしてから、ご自身の声質、間合い等の歌い方のクセを絡めて行くことで、コピー曲から、オリジナリティーのあるカバー曲へと変化させることができます。

 

同じ曲ですが、曲を解剖して素顔の状態にすることは、沢山の発見があって楽しいものですので、ぜひ体験してください。

 

ただし、カラオケの得点には逆効果になると思われますので(笑)

より自分らしい歌を歌いたい場合に、ぜひチャレンジされることをおすすめします!

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